第157回天皇賞(春)大予想
【零細馬主で馬券下手】
キタサンブラックという馬は、ある種近代競馬の進化形の象徴だった。母父がサクラバクシンオーだけに、長距離に疑問符がつくかと思いきや、レコードで3200mを駆け抜ける。そんな去年の不動の軸を欠いたメンバーで、誰が誰をマークするのか。昨年のクラシック、特に菊花賞馬不在で、ペースを作りそうな武豊騎手が騎乗停止。思わぬ人気薄が激走する絶好のチャンスと見て、思い切った穴馬で腹をくくって勝負したい。2分30秒は楽しめるはずだ。
本命はヤマカツライデン。逃げ馬は近走の成績を無視していい、というのも馬群に飲まれれば二桁着順は当たり前で、それが実力の指標ではないからだ。去年だって実質逃げ馬ともいえる、キタサンブラックの蹄音が背後に聞こえ、1000m58秒3のペースメーカーになっただけで、長距離適性がないわけではない。母父がダンスインザダーク、ということを忘れてはならない。3着まで残ることを前提として相手は手広く行きたい。
相手はチェスナットコート、ガンコ、ピンポン、クリンチャー、サトノクロニクル、レインボーライン、トーセンバジル。馬番ではこれを基本にして5番から2番、6番、7番、8番、10番、12番、15番。3連複なら点数は少なくてすむので、当日の気配で足してもいいだろう。
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