世界のいいとこ取りなステーキハウス
【ステーキは素敵だ】
ラスベガスのカジノの一つSLSにある「Bazaar Meat By Jose Andres」。
和牛といってもなんだか怪しいヤツではなく、ちゃんとした神戸牛や鹿児島のA5和牛の石焼もある。そしてアメリカ産でもオレゴンやワシントン、ウィスコンシンという一般的なコーンベルトではないステーキがあって、とても興味深く、通り過ぎそうになったところでメニューをチェックしていきなり入ることにした。
で食したのはスペイン風に8年から10年育てたカリフォルニアのソノマ州ペタルマ産のホルスタインの熟成肉「Vaca Vieja」のオーク薪を使って、46℃の低温調理のステーキ。獣臭いとの注意書きがあったがまさにそんな感じで、以前京都のキャトージエームで食した経産牛のステーキにちょっと似ている。
とても洗練された内装とはうはらなワイルドなラインナップを、オープンキッチンのグリルで焼き上げるのは圧巻のパフォーマンス。アルゼンチンのステーキハウスのグリルがまさにこんな感じだった。脂っぽいダークなイメージとは違う人工的にキレイなステーキハウスは、やっぱりラスベガスならではといえるだろう。全米のチェーン店が軒を連ねる土地ではあるが(イギリスのゴードン・ラムゼイも進出していた)、イマイチ大雑把な感じが良くも悪くもアメリカンななか、こだわりに忠実なステーキハウスだった。
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