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March 2019

第49回高松宮記念大予想

【零細馬主の馬券下手】
来週去年の年度代表馬アーモンドアイがドバイで出走する。その強さは今さら説明するまでもないが、父ロードカナロアの種牡馬としての驚異的な能力を証明した、といっても過言ではない。現在2世代しか産駒が出ていないにもかかわらず、種牡馬リーディング4位というのはまだまだその活躍が序の口である証左だ。そのロードカナロアが勝ったのが7年前のこのレース。だから産駒も短距離馬というイメージは当たらない、とはいえ本領を発揮するならば、本命のダノンスマッシュは父と同じ厩舎でもあり、このレース以外こそ一番取りたいG1といってもよいかも知れない。人気でも軸からははずせない。
中京の適性からいえばアレスバローズを対抗に抜擢。別路線からのロジクライ、そしてミスターメロディ、セイウンコウセイ、ダイメイフジも連下には面白い。群雄割拠というかライバルがいない短距離路線は何がきてもおかしくない。牝馬は気になるが、過去10年で勝ったのは前年の連勝が素晴らしいカレンチャンのみ。モズスーパーフレアはG1初挑戦で割引、ナックビーナスは時計がかかった方が良い。なので2年連続2着のレッツゴードンキの方は押さえたい。急逝したキングヘイロー産駒のダイメイプリンセスが気になるが、デアレガーロの方が妙味があるだろう。いずれにせよ逆転までは到らないと考える。
13番から6番を本線に、3番、4番、8番、12番、15番、16番、17番。

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グラスフェッドのステーキ肉を西海岸で

【ステーキは素敵だ】
アメリカのステーキといえば「コーンフェッド」、つまり飼料にトウモロコシ飼料を使った牛肉が一般的。特徴はとうもろこしの甘みが肉に乗るというのが最もわかりやすい表現だが、特に熟成を経たものはうまみ成分とともに脂の甘みも味わえるということで人気だ。実際のところボクがアメリカのステーキハウスめぐりを始めたのは、この肉に出会って日本のステーキと全く違う、と思ったからに他ならない。

とはいえ近年この「コーンフェッド」は必ずしも健康な牛を育てていないのではないか、という観点からより自然に近い牧草を飼料にした「グラスフェッド」が流行り始めている。工場のようにシステマティックな飼育ができないので、手間も場所も時間もかかるのだが、アメリカ以外のほとんどはこちらが主流。USDAという牛肉の評価システムで最高級のものと値段的にも変わらない。特に西海岸のスーパーでよく見かけるようになった「Harris Ranch」というブランドが、ロサンゼルスとサンフランシスコの間に牧場を持ち、そこにレストランとホテル、売店が併設されている。

食したのは骨つき24オンスのCowboy Cut Rib Eye。牧草が飼料中心とはいえ、最終的には穀物で肥育する、ということでしっかりと甘みはあり、骨の間際の肉を削ぎ落とす時もダイナミックに味わえるのがいい。何より「産地直送」だけにお手頃な価格、というのは素晴らしい。最近アメリカの好景気のおかげで、感覚的には外食の値段が3割から5割あがったような気がするが、まさに10年前のお値段という感じだった。

レストランを出るときよく競馬の厩舎にいるジョッキーの人形を発見。バーが「蹄鉄」という名前だったので能書きを見ると、なんと全米年度代表馬エクリプス賞に2度輝き、ドバイワールドカップも制した2冠馬カリフォルニアクロームの生まれ故郷ということが判明。まさにブログタイトルのような場所だった。

 

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