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April 2019

第159回天皇賞(春)大予想

菊花賞上位馬がその勢いで制するパターンが多い春の天皇賞。人気はそうした4歳馬が中心で、5歳以上の馬はシャケトラの離脱によって、受けて立つイメージが沸かない。とはいえ昨年秋の海外遠征組は現地でも結果が出せず、その疲れが抜けていないのか、休み明けではパッとしなかった。とはいえ該当する全ての馬を買っていたのではトリガミになってしまうので、絞っていかなければならない。

本命は4歳馬からでフィエールマン。菊花賞は正攻法で一番強かったエタリオウをゴール前で鼻差交わしたのだが、結局勝ち切ったことが全てである。潜在的な力はまだまだあると考えるし、ここが目標というような器ではないかも知れない。菊花賞で出し抜けを食らった形になったエタリオウは、詰めの甘さがやはりここでも気になるがやはり対抗に挙げたい。そしてユーキャンスマイルは長くいい脚を使うだけにやはり外せない。穴ならばグローリーヴェイズは母メジロツボネという血統背景からここでの一発が不気味だ。メイショウテッコンはまだ成長の余地ありと見て評価を下げる。

5歳馬ではクリンチャー。やはり去年の3着馬だけに状態がよく見えなかった凱旋門賞は参考外で、復活の狼煙をあげてもなんら不思議はない。ここまでに絞って馬券的には10番から2番、7番、9番、12番でコンパクトに勝負する。

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精肉士という仕事

ステーキといってもなかなかひと言では語り切れない奥の深い世界だが、いわゆる「お肉屋さん」の作業で、一般的に食べる客があまりお目にかからないのが肉を切り分ける作業だ。この工程には枝肉という皮や内蔵を外したものから、部位ごとに外していくものであって、食べる大きさにカットするものではない。世界のあちこちでステーキを食すると、その部位の切り出し方に民族性のようなものを感じるようになる。

またその切り分け作業をし、熟成させる目利きの「精肉士」という人がクローズアップされるようになったことで、ステーキの新しい時代がやってきた。「お肉屋さん」が開いているレストランは「問屋の直売」のように、流通の過程がひとつ少ないことで値段が安くなるという期待と、その「精肉士」の存在が明確だ。

パリのステーキレストラン「Severo」はそうした中でも、ウィリアム・ベルネさんという「精肉士」でもあるオーナーの存在が際立った店だ。ここで薫陶を受けた日本人が次々と日本でそのステーキ文化を広めようとしているが、日本での直営店ともいえる西麻布の「Le Severo」とその姉妹店目黒の「Cellar Fête(セラフェ)」がまずは思い浮かぶが、目黒の店にそのベルネさんがやって来るというので訪れてみた。店舗を切り盛りするのはもともとパリの肉屋さんで働き、日本で恵比寿に「HUGO DESNOYER」をオープンする時の店長でもあった齊田武さんで、ベルネ氏の骨を外して切り分ける実演に解説を加えてくれた。

一番興味深かったのがフランス語で牛肉がおいしい、という状態の表現に彼が「Acide」という単語を使ったこと。直訳すると「酸味がある」という意味だが、日本の概念の「酸っぱい」とは明らかに違うようだ。何となく「アミノ酸」という言葉を連想して「旨味」のことかな、と質問してみたが、それもまた違うようだ。齊田さんの解釈によればフランス人は「肉の血」を子供の頃から当然のように味わう文化なので、その事ではないかということ。熟成肉でよく言われる「ナッツの香り」とか「食べた飼料の香り」とは異なる概念がある、というのもなんとも興味深かった。

 

William 

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第79回皐月賞大予想

サートゥルナーリアが人気だ。確かに中山芝2000のG1勝ち馬で、勝ち方も良かった。とはいえ1強ムードには違和感を感じる。今年出走した事がない馬は、過去10年で掲示板に載ったのが一昨年のレイデオロ5着のみ。能力が高いとはいえ、比較からいえば勝ちきれない事はありそう。さりとてダノンキングリーはこの舞台の経験はない。2歳G1馬アドマイヤマーズもまたしかりだ。

迷うところだが、サートゥルナーリアよりダノンキングリーを軸に据えた方が馬券の妙味もあり、先の楽しみも大きそう。

注目したい筆頭はラストドラフト。何より新馬勝ちの後の京成杯1着。前走弥生賞の大敗は道悪こそで、逆転があってもおかしくない。ステップの多様化での盲点と言える。

あとファンタジストとヴェノックスをおさえて3連複で勝負してみたい。

馬券は4番から、12番、1番、3番、7番、11番

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第79回桜花賞大予想

【零細馬主で馬券下手】

さすがにこのあたりのG1に出てくる馬は、掲示板に乗らなかった馬を探す方が難しい。だから順当に勝ち負けを繰り返した馬、何らかの理由で大敗した馬の巻き返し、そして未知の魅力に賭ける素質馬の3種類で馬券を組み立てることになる。そんな観点から2歳女王ダノンファンタジーとその阪神JF2着のクロノジェネシスの2頭、阪神JF3着のグランアレグリアもしくはそこに割って入る馬、というのが馬券の組み立ての基本となるだろう。

そして大敗からの巻き返しの可能性はとしてはルガールカルム1頭のみ。不利と言われるアネモネS組だが、ロードカナロアにサンデーサイレンス系の母父。前走の勝ち方が凄かったし、未知の魅力という意味でも押さえたい。未知の魅力の素質馬への夢は、1勝馬のわりには穴人気のビーチサンバ。8枠のレッドアステルまで。

馬券は4番15番。連下に入るかどうかで8番、5番、17番を押さえる。

 

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