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July 2019

リニューアルされたホノルルのショッピングセンターで肉を食らう

【ステーキは素敵だ】
ホノルルのメインストリート、ワイキキビーチのからすぐの場所にある「インターナショナルマーケットプレイス」は、久々にオアフ島で過ごすことになってびっくりするほどの変貌を遂げた。素朴な昔の面影は全くなく、有名な「アラモアナショッピングセンター」が今年で60周年、ということで未だに君臨はしているものの、ちょっとブランドが集まるモールということでいえば、なかなかのラインナップの店が入っている。その3階(屋上)のレストラン街にあるのが、料理人のアワード「ジェームズ・ビアード」を受賞したマイケル・ミーナのステーキハウス「Striphouse」だ。この系列はラスベガスではじめて話を聞いて、行きたい店のひとつではあったが、適度にカジュアルで、クロスオーバーな感じが、いかにもアメリカっぽい。
以前にも書いたハワイでの牛肉の地産地消がその一歩を踏み出している、という事実は横に置いておいて、本土からの24ozくらいの骨付きのリブロースを時差ボケの胃袋に掻き込むというにはぴったり。それでもグラスフェッドで肥育のみを穀物という熟成肉を手軽に食べたのは、ディナーの後で、沖縄で言う「〆のステーキ」のようなもの。それでもペロリと食べられるというのが、なかなかなものだった。もちろんウルフギャングやルースクリスのような王道チェーンもあるけれど、マイケル・ミーナのステーキハウスはNYCにはないので、そんなちょっと変わった店、を探しているハワイのリピーターという方にはオススメできる店だろう。

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住宅街のステーキハウス

【ステーキは素敵だ】
ほとんど日本のステーキハウスの記事を載せないせいか、日本で食べるならどこがおいしいですか、と質問されることが多く、また答えに窮することも多かった。アメリカのステーキハウスの日本の支店、というのも最近では多くなり、検疫の関係などで一時期よりは「ホンモノ」が食べられる、ともいえる。しかし値段が本国の倍、というのでは、来日ミュージシャンの公演チケットみたいで、どうなんだろうと思う事も多い。
そしてヨーロッパでの熟成肉に関しては、いきおい高齢の牛を使うということもあって、日本に入って来る条件としての年齢を満たしていない場合がほとんどなので、特殊なイベントでもない限り日常でそのステーキ肉にめぐりあう事はないだろう。
それでは日本でそうした肉を流通させているところを調理しているなら間違いがない、となるのだ。ひとつには前述のサカエヤ、そしてもうひとつが北海道のエレゾである。その両方を扱う店が井の頭線の西永福駅の北口にできた「le meuglement(ムーグルモン)」である。店主の中森さんは「カルネヤ」「祥瑞」にいたということで察しがつく通り、これから焼く肉を見せてもらい、がっつりとビオワインでいただくというスタイル。一人で切り盛りしているので、すっかり口コミが評判を呼んで瞬く間に予約がなかなか取れない店になってしまった。
ねっとりとして熟成感のあるステーキ肉はなかなか食べられないので、わざわざ行く価値もあるのだが、できればご近所でふらっと寄れるような店だとありがたいなぁ、と思う。

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