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December 2019

第36回ホープフルS大予想

【零細馬主で馬券下手】

中山の2000mはコーナーが4回。ある種器用な足が要求される。そして3歳春の皐月賞が最終目標。それに向けて逆算すると弥生賞、京成杯そしてこのホープフルSとなり、古馬になると金杯くらいしかこの条件がない。内外での有利不利はそれほど差異はないとしても、やはり逃げ先行馬にとってはスタミナも必要となり、特に外枠は鬼門といえるかも知れない。年末の2歳決定戦が朝日杯だった時期も含めての過去の傾向からも、東スポ杯の勝馬が分が悪い。つまり冬の馬場をスピードだけで押し切るのが困難、といえるのかも知れない。
そこで本命はオーソリティ。実際にこの条件をこなしていることは心強い。そして脚質から見ても内をみながら進めていけるのもいい。オープンの古馬と合わせての調教もジョッキーがつけていて状態についても仕上がった感がある。
対抗にはやはりはずせないワーケアとコントレイルで、こちらもさまざまなところで取り上げられている通りの無敗の2勝馬である。割って入るならヴェルトライゼンテ。有馬記念3着のワールドプレミアの下だが、このレースに相性がいい萩Sからのステップのというのもいい。
馬番では、11番から2番、7番、5番で2019年はコンパクトに締めたい。

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第64回有馬記念大予想(長文)

【零細馬主で馬券下手】

イノシシ年の有馬記念は荒れる、のだそうだ。確かに12年前は9番人気のマツリダゴッホが優勝して3連単で80万馬券。24年前は6番人気のマヤノトップガンが1着。こちらも1番人気は馬券圏外に沈んだ。さらに36年前は3番人気のリードホーユーが優勝し、2着は12番人気のテュデナムキング、1番人気のアンバーシャダイが3着だった。馬券に絡む可能性が高い1番人気には不利な年かもしれない。
しかし断然人気のアーモンドアイは実力も断然。初の中山2500mという小回りで6回のコーナー。香港遠征での熱発から、本来は出走しないはずのグランプリという過程。絶対能力からいえば楽に凌げるはずだが、凱旋門賞も早々に回避したくらいなので女傑とまではいかない可能性は高い。素晴らしい調教だけ走るかどうかは未知数。結論として馬券では軸1頭ではなく、「まさか」の事態に備えておきたい。もちろん勝たれたら脱帽である。基本的にそれほど渋った馬場にはならないだろう。
展開から考えると、不利と言われる外枠に逃げ馬が集中。ハナを切り競りかけられないキタサンブラックのような展開もあまり考えられないし、大逃げのメジロパーマーの再現もまたイメージからは遠い。来てくやしいのは、よく言われる「ラストラン」が6頭、近年の傾向の「3歳馬」が3頭、昨年掲示板の「リピーター」が3頭。
この中ではリスグラシューがレーン騎手を配した時点で浮上するのだが、牝馬同士の決着まであるのかどうか。斤量で漁夫の利を得そうなのが3歳馬のサートゥルナーリア。距離不安か気性面か、落ち着き次第で当日の気配は重要ではある。ここまでの3頭は何と生産がノーザンファームで馬主がキャロットファームだ。
そしていよいよ本題の本命馬だが、スワーヴリチャードを取り上げたい。JCの勝ちはすばらしくさらに上積みのある調教で、アーモンドアイとの1点でというのも考えたくらいである。中山の実績や勝ち切れていないことへの不安がないとはいえないが、大きく負けてはおらず、秋の3戦目にして充実の時を迎えたと考える。
逃げ先行馬での前残りがあるとすれば、キセキとスティッフェリオ。3歳馬ではヴェロックス。逆に人気どころで食指が動かないのは、経験不足のワールドプレミア。そしてYoutuberが「ミラクルおじさん」ばりに単勝を投じたフィエールマンは前走の疲れがどうしても心配。
馬番では2番と9番を中心視。6番、11番、4番、パドック気配で10番まで。

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第71回朝日杯フューチュリティS大予想

【零細馬主で馬券下手】

人気はサリオスに集中。たしかに前走のサウジアラビアCは、奇しくも先週の阪神JFと同じタイムのレコード勝ち。強いレース内容だったし、その時は断然の1番人気でも逆らう気はしなかった。とはいえ今回がさらに上積みがあるのか、レコード勝ちの反動があるやも、などと心配すればキリがない。つまりどうしても大型馬で晩生のはずの馬のレコードの次走、というのに飛びつく気にはならない。もちろん勝ち負けだとは思うものの、単勝や1着固定には手が出ないのだ。
そして本命はレッドベルジュール。阪神競馬場を経験していること、サリオスに比べて本来は2歳戦での開花が本来の姿でありそうなこと、このレースで強いディープ産駒の唯一頭、がその根拠だ。そしてこのG1のみ勝てていない武豊騎手タイセイビジョンはレースのセンスもよいし調教も前進している。あとはビアンフェの逃げ残り、ペールエールまで買うとトリガミの危険性もある。

馬番では12番から6番、8番、2番、3番を3連複で、有馬に向けて参加する程度に。

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第71回阪神ジュベナイルフィリーズ&香港国際競走大予想

【零細馬主で馬券下手】

この時期の2歳戦はしばしば小学生の徒競走などと例えられる。能力の見極めが難しい、という例えでもある。とはいえ思い返せば小学生女子はクラスでひとりくらい背が高くて運動神経の高い子がいるものだ。男子にはあてはまらないが、このレースは先々は別として現時点で傑出した能力
をストレートに評価すべきではないだろうか。
本命はリアアメリア。衝撃のデビュー勝ちに比べて、前走のレースぶりに不安を感じる向きもあるが、外枠に入ったこともプラス材料。ここで20kg増を叩いた上積みが充分期待できるはず。軸として信頼できると考える。
とはいえ何が起るかわからないのが、このレースでもある。人気薄も相手に含め手広く流し当日のパドックの気配も考慮に入れたい。牡馬相手の前走で勝ったウーマンズハート、2着のクラヴァシュドールとクリスティとロータスランド、そしてレステンシア、マルターズディオサ、エレナアヴァンティまで押さえるつもり。
馬番では15番から3番、10番、6番、4番、9番、16番

【香港国際競走のピックアップ】

4R 香港ヴァーズ 馬番で13番、1番、2番ほか

混戦と見て3歳馬のアンソニーヴァンダイクから。英ダービー馬だが、重馬場のキングジョージ以外は堅実な走りでBCターフでの切れ味も見るべきものがあった。地元で去年の覇者エグザルタントははずせない。日本馬ではディアドラとラッキーライラックは距離が不安なので、グローリーヴェイズにチャンスがあるか。あとは当日の気配だが絞り切れない。

5R 香港スプリント 馬番で14番、1番、4番、3番、10番

香港馬の独壇場で堅そう。前哨戦は3歳馬エセロが軽ハンデを利して逃げ切ったが今回はどうか。2着のホットキングプローンの巻き返しと、3着の堅実なビートザクロックの三つ巴に割って入るのは、3連覇がかかるミスタースタンニングとシーズンズブルームまで。

7R 香港マイル 馬番で1番、2番、4番、10番、3番

ここはビューティージェネレーションの3連覇で有終の美を飾ると見る。ここが目標でハンデを背負って勝ち切れなかったここ2戦を不安視する必要はない。相手はレーン騎手騎乗のインディチャンプ。春秋連覇の日本のマイル王がどこまで迫れるかだが、同斤ならば地元有利かも知れない。とまれ日本で馬券を買うならビューティージェネレーション、香港で買うならインディチャンプからだろう。香港の世代交代ならばワイクク。日本馬にもチャンス十分でノームコアとペルシアンナイトは押さえたい。

8R 香港カップ 馬番で1番、6番、7番、2番、8番

日本馬ウインブライトの勝機ありと見る。相手はヴァーズのエグザルタントに前走2着したフローレ。アイルランドのマジックワンドも世界を股にかけて善戦しているだけに侮れない。タイムワープとグロリアスフォーエバーの兄弟がどういう展開を作り出すかによるが、あとはライズハイとエディザ。


 

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第20回チャンピオンズカップ大予想

 【零細馬主で馬券下手】

3歳馬対古馬。この構図が続く秋のG1。しかも今年のメンバーは主要レースの勝ち馬がほぼそろいダートの頂上決戦といってもいいメンバーだ。

でも本命は3歳馬クリソベリル。3歳馬の野望をしばしば古馬が打ち砕くレースでもある。1番人気とはいえ断然人気でもない。ジョッキーも外国人ではない。とはいえ買える根拠は斤量にある。1キロ1馬身だとか言われるが、やはり軽いに越したことはない。普段の馬券作戦でも重視しているのは前走との単純な斤量減。斤量増が堪えるより、斤量減の恩恵にあずかることが多々ある、というのはハンデ戦でなくてもという持論。今年のクリソベリルは55kgで出走できるというメリットがあるのだ。
過去の10年の3歳馬の斤量をみるとみな56kg。定量戦なのにどうして今年は、と思うかも知れない。これは1800mのレースでは、3歳馬は11月には古馬の牡馬から2キロ減12月は1キロ減で、開催日が2日以上連続する場合は、月をまたいだ日曜は土曜と同じルールである。つまり例年のこのレースに比べ1馬身分タダもらい。そろそろ土がつきそうなデビューからの5連勝がいよいよ一線級の壁に当たる、という図式に今回ばかりはハンデがついた形といえよう。新しいダート王者誕生をここで見たいものだ。

相手は距離と馬場適性でチュウワウィザード、インティ、サトノティターン、ゴールドドリームまで。馬券としては5番から、3番、4番、9番、11番だが、3着には人気薄も考えられるとか、配当との兼ねあいで、3倍以上になりそうな単勝オッズを考慮すると、連複、連単系ではなく、単勝勝負での回収率が一番高いかもしれない。


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