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第64回有馬記念大予想(長文)

【零細馬主で馬券下手】

イノシシ年の有馬記念は荒れる、のだそうだ。確かに12年前は9番人気のマツリダゴッホが優勝して3連単で80万馬券。24年前は6番人気のマヤノトップガンが1着。こちらも1番人気は馬券圏外に沈んだ。さらに36年前は3番人気のリードホーユーが優勝し、2着は12番人気のテュデナムキング、1番人気のアンバーシャダイが3着だった。馬券に絡む可能性が高い1番人気には不利な年かもしれない。
しかし断然人気のアーモンドアイは実力も断然。初の中山2500mという小回りで6回のコーナー。香港遠征での熱発から、本来は出走しないはずのグランプリという過程。絶対能力からいえば楽に凌げるはずだが、凱旋門賞も早々に回避したくらいなので女傑とまではいかない可能性は高い。素晴らしい調教だけ走るかどうかは未知数。結論として馬券では軸1頭ではなく、「まさか」の事態に備えておきたい。もちろん勝たれたら脱帽である。基本的にそれほど渋った馬場にはならないだろう。
展開から考えると、不利と言われる外枠に逃げ馬が集中。ハナを切り競りかけられないキタサンブラックのような展開もあまり考えられないし、大逃げのメジロパーマーの再現もまたイメージからは遠い。来てくやしいのは、よく言われる「ラストラン」が6頭、近年の傾向の「3歳馬」が3頭、昨年掲示板の「リピーター」が3頭。
この中ではリスグラシューがレーン騎手を配した時点で浮上するのだが、牝馬同士の決着まであるのかどうか。斤量で漁夫の利を得そうなのが3歳馬のサートゥルナーリア。距離不安か気性面か、落ち着き次第で当日の気配は重要ではある。ここまでの3頭は何と生産がノーザンファームで馬主がキャロットファームだ。
そしていよいよ本題の本命馬だが、スワーヴリチャードを取り上げたい。JCの勝ちはすばらしくさらに上積みのある調教で、アーモンドアイとの1点でというのも考えたくらいである。中山の実績や勝ち切れていないことへの不安がないとはいえないが、大きく負けてはおらず、秋の3戦目にして充実の時を迎えたと考える。
逃げ先行馬での前残りがあるとすれば、キセキとスティッフェリオ。3歳馬ではヴェロックス。逆に人気どころで食指が動かないのは、経験不足のワールドプレミア。そしてYoutuberが「ミラクルおじさん」ばりに単勝を投じたフィエールマンは前走の疲れがどうしても心配。
馬番では2番と9番を中心視。6番、11番、4番、パドック気配で10番まで。

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