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October 2020

第162回天皇賞(秋)大予想

【零細馬主で馬券下手】

3歳馬の牡馬牝馬無敗の三冠達成という秋のG1シーズンの序盤戦。菊花賞ではコントレイルがギリギリ勝ちきったものの、やはり3000mは適距離ではないことがわかった。秋の天皇賞の舞台で三冠馬同士が雌雄を決するのはあったとしても来年以降。そして来年には繁殖入りするはずの2年前の牝馬三冠アーモンドアイはそこにはいないだろう。それはさておき目先のレースだが、連覇に一番近い存在としてアーモンドアイの取捨がポイントだ。馬券にならなかったのは去年の有馬記念のみ。安田記念からのローテーションも去年通りと、万全の態勢でここに臨むのだが、気になるのは一度勝った馬は翌年出走できない「勝ち抜き制」が廃止された過去40年でも、秋の天皇賞連覇はシンボリクリスエス1頭のみと連覇ができないレースという傾向だ。配当も低いのでアタマからの馬単、三連単の勝負は避けて、軸で複勝を勝負としたい。

ありそうな穴馬ではキセキの大掛けに夢を託したい。逃げてこそのレースぶりだったものが、発馬に不安が出てからというもののすっかり脚質転換し、それが武豊騎手とのコンビがようやく板についてきた印象だ。「平成の盾男」が秋のG1初参戦であっといわせる場面があるかも知れない。
ダイワキャグニーかジナンボーが作る流れを差し切る展開になりそうで、活きのいい4歳牝馬のクロノジェネシスも侮れないが良馬場前提で浮上するのが4歳牡馬ダノンキングリー。2000mがイメージとはいえ東京2000mははじめてで、アーモンドアイと同じローテでは不安より期待が上回る。あとはフィエールマンだが、距離が足りないのようでいて切るまではいかない。最後にジナンボーの逃げ残りも要注意。

馬番では、9番から8番が本線で、4番を上位に、7番、6番、12番まで。

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第81回菊花賞大予想

【零細馬主で馬券下手】

愛馬2頭がトレセンに居て臨戦状態というのは珍しい。先週デビューの2歳スーパーフェイバーは惨敗だったが、来週も登録をするそうで、使っての変わり身を期待したい。そして夏に新潟でうれしい2勝目をあげたグルファクシーは来月の東京開催で出てきそうだ。いずれも東西リーディング厩舎の所属だが、ローテーションなどが正反対で面白い。
そしてこのレースで2頭出しをしてきたのがスーパーフェイバーが所属する矢作厩舎。というより春にも取り上げ、無敗の三冠を目指すコントレイルが所属し、順調にここに臨んできた。現3歳世代では戦った相手とは1頭抜けた存在で、ここは目標というより通過点かも知れない。競馬に絶対はないとはいえ、先週のデアリングタクトよりも不安が少ないと見ていいし、馬券は相手探しとなりそうだ。
相手筆頭にロバートソンキー。神戸新聞杯での3着は上がり目を感じさせる秋2戦目。新馬は5着で2歳戦は脚部不安で棒に振り、ダービー前日にようやく未勝利脱出。その後順調にここに向けて歩みを進めてきた。馬主はシンガポールにも拠点がある投資家で、大井川鐵道や静内エクリプスホテル(前静内ウエリントンホテル)を所有するエクリプス日高の主要株主である。なので馬名はロバートソン・キー(Robertson Quay)であって、ロバート・ソンキーではない。それはさておき母の母がトウカイテイオーの全妹トウカイテネシーで、二冠で出走が叶わなかった大叔父の無念を晴らすというというドラマまで期待してしまう。近年はスタミナ勝負になるか、スピードで押し切るかという対極の流れになるが、敢えてコントレイルに競りかけて潰しに行く馬がいなさそうな今回は、最強の1勝馬としてひょっとしたらの逆転まで夢見てしまう。

それ以外ではヴァルコスの母ランズエッジはディープインパクトの妹で、母父(BMS)ダンスインザダークと、なかなか面白そう。あとはヴェルトライゼンデ。直接対決のない未知の魅力では穴人気だがアリストテレス、ディアマンテミノル、人気だがバビットまで。

馬番では3番と13番を本線にとって、14番、6番、9番、1番、11番まで。

 

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第25回秋華賞 大予想

【零細馬主で馬券下手】

断然の一番人気はやはりデアリングタクト。実績から言えば文句なく本命のはずだ。血統としては今競馬の主流ともいえる社台系ではないものの、サンデーサイレンスが母系の3代前、父系の4代前に入っているという、いわゆる「奇跡の血量」なのである 。父エピファネイア、母父サンデーサイレンスというだけでは計り知れない血統の奥深さは、こういうクラシックレースでは欠かせない要素だ。ダービースタリオンを持ち出すまでもなく、競走馬の配合ではリスクも大きいけれど爆発力が凄いというこの掛け合わせ。本命にしないというのは無茶ではないか、ということを敢えて逆らって、オークス以来というローテーションでの不安も含めて、半年前の勢力図とは異なる可能性にかけてみたい。

で本命はソフトフルート。3勝馬なのだが重賞初挑戦なだけに人気薄である。とにかく春の勢力図で考えがちな3歳秋。馬肥ゆる秋なのに、そこでの成長を無視するわけにはいかず、対戦歴があって勝負付けがまだ済んでない馬では可能性という意味では、オークス惨敗組の逆転に賭けるより、面白いのではないだろうか。

もちろん相手はデアリングタクトを筆頭であることは間違いない。そしてオークスで馬券にからんだウインマリリン、ウインマイティーにあまり魅力を感じないので、リアアメリア、、ダンツエリーゼ、マルターズディオサ、パラスアテナを取る。

馬番では8番から、13番を本線として、2番、3番、6番、16番まで。

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電磁調理のステーキ

【ステーキは素敵だ】

最近低温調理が語られる事が多い。実際にちょっとググってみるだけでも、ステーキを50℃〜60℃で専用の低温調理器で、ある程度の時間調理するレシピや比較がいろいろと出てくる。さながら科学の実験のようでなかなか興味深い。この調理法で唯一やってみたのが、バードランドの和田さんがフランスで聞いてきたという、最小限のとろ火でフライパンの上で肉塊を転がしながら1時間焼く(あっためる)というもの。
とはいえ時間がかかる方法なので、かといって自分で低温調理装置を購入する気にはなれず、話を聞くばかりで、ことステーキとなると昔ながらの高温調理をずっと食べてきた。

何かとつながりのある食べる事が好きな知人が、一念発起して「カフェテラオ」をオープンしたので行ってみた。厨房は電磁調理器で全てまかなっているという。もちろんステーキをそれで焼くと言うので、350gぐらいのシンシンをステーキでオーダーした。工学部出身だけに焼き色をつけるのにこの時間で、裏替えしてこれくらいの時間、そしてブランデーでフランベして香りをつけて、肉を休ませる。火勢が不安定で温度管理はカンに頼らざるを得ない炭火や薪とは違って、アメリカで主流のオーブンでブロイルするよりも、さらに時間が短縮できてなおかつ計測どおりに調理をすすめていく低温調理に近い方法だ。
見せてもらえば誰にでもできることとはいえ、肉の部位によってその時間を算出するのは当然調理側のノウハウで、それだからこそ外食する価値があろうと言うもの。柔らかく焼き上ったステーキは「塩が少なめなのでお好みで」ということだが、調理前に塩を振り過ぎると肉汁が出過ぎる、という失敗をした事があるので、キレイなお皿で塩を振り振りペロリと食した。

日本のステーキは一般的に値段が高く、アメリカはもともと肉が安いからステーキハウスはアメリカばかり、というこのカテゴリーは特にコロナ以降更新が滞っているが、そんな値段でいいんですか、というお会計で目新しいものを見た気がする。もちろんステーキハウスじゃないけれども、グランドメニューにあり、がっつり食べたい時に決して裏切らない、ということでリストに入れることにした。

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第99回凱旋門賞大予想

【零細馬主で馬券下手】

Aオブライエン厩舎のモーグルを本命にしようとしていたが、厩舎全体で取り消し。エネイブルの去年の負けは、受けて立つ側として今年全幅の信頼を置けないと見る。ジャンリュックラガルデール賞の結果を見るに、晴れていても去年よりさらに重い馬場。予想としては重馬場適性を重視したい。本命は3歳馬のインスウープ。エネイブルとの世代交替を確信している。対抗はストラディバリウス。そして穴ならソットサスやペルシアンキングも侮れない。エネイブルはここを焦点にしているが、やはり押さえまで。残念だがディアドラはこんな馬場は明らかに不利だ。

馬番は12番から6番、7番、8番、1番に絞る。インスウープは日本で買う方がお得だ。

それはさておきジャンリュックラガルデール賞にはもともと翌週開催だったグランクリテリウムという2歳牡馬頂上戦というサブタイトルをぜひつけて欲しい。フランスオークスをディアヌ賞といってもスポンサーが変わるとレース名が変わるのと同じだ、とはいえ2歳牝馬のマルセルブサック賞もブーサックというのは違和感がある。

 

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第54回スプリンターズS大予想

【零細馬主で馬券下手】
例年ならパリ到着後に時差ボケ解消のスイム。その後昼はバゲットに塩バターを塗ってワインを傾け、翌朝は郊外の定宿の向かいでカフェでカフェオレのフォーミュラ。というはずの凱旋門賞weekend。残念ながら今年は現地も国内G1もテレビ観戦だ。去年はヴァルトガイストを的中させたが、今年の予想は別途ということで、目先のスプリンターズSに集中する。
本命はダノンスマッシュ。まず逃げるのは好枠を利したモズスーパーフレアで、前半の流れは早くなる。とはいえ今年は時計がかかる中山だけに刻むラップは硬い馬場のそれとは異なりそう。最後の坂が効くと逃げ切りには不安があるだけに、軸に据えるのはちょっと怖い。そして一番人気のグランアレグリアは、もともとスプリンターではないし、初の小回りの左回りでさらにこのソフトな馬場は不利ではないか。となると逃げ馬を見る形で内にいるダノンスマッシュだ。
相手は逃げるモズスーパーフレア、あとは馬場が合いそうなライトオンキュー、差す展開ばハマればエイティーンガールまで。
馬番では2番から、3番、6番、14番、押さえに7番と10番。

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