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December 2020

第65回有馬記念大予想

【零細馬主で馬券下手】

今年の競馬の頂点がジャパンカップだったというのは言うまでもない。メンバーがそろい、実力を出し切っての決着。それは東京2400mというコースだからこそだが、そのレースで馬券にからんだメンバーが出てこないのが今年の有馬記念。だからといって格や妙味が落ちるわけでもないのがこの時期の中山2500mのドリームレースという条件なのだ。

断っておくが当てにはいかない。自分の夢を中心に買うべきグランプリなのだから。人気馬それぞれに死角がある。人気のクロノジェネシスは中山が初めてで距離不安もある、フィエールマンは鞍上が選んだとは言え調整過程に不安あり。ラッキーライラックやカレンブーケドールも距離不安と相手関係。難解なレースだから理詰めで勝ち馬をあぶり出すのは難しいだろう。

そこで私自身の本命は最内枠で逃げ宣言をしているバビット。前走こそ2ケタ着順だがそれは菊花賞という特殊な条件だからこそ。逃げ馬は敗戦の着順を云々してはいけないのはセオリーだ。キセキとの先手争いが注目されるが、勝ったメジロパーマーもキタサンブラツクも内枠の逃げ馬で、これは侮れない。適度な人気薄、しかも血統が父ナカヤマフェスタ、母公営のアートリョウコというのがひっかかる。

もちろん一般的に考えれば本命はクロノジェネシスだろう。今のパワーが必要な馬場状態では筆頭格の牝馬ではあるがここは対抗まで。有馬記念はテン乗りが通用しないとすれば、相手は限られるが満を持してルメールが選んだフィエールマンだけはやはり捨てがたい。菊花賞馬のワールドプレミアが意外に人気がないが侮れない。中山初挑戦でもラヴズオンリーユー、テン乗りとはいえ必勝請負人を配したカレンブーケドールまで。

馬番では1番から、9番が本線で、13番、5番、4番、10番。3連単で狙いたい。

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第37回ホープフルS大予想

【零細馬主で馬券下手】

新旧の朝日杯を比較すると、皐月賞の舞台で行われるようになっただけに、来年のクラシックを占う重要な一戦となった。とはいえ現時点ではレース内容は去年のコントレイルの東スポ杯をしのぐほどの馬はいないうえ、戦績が少ないだけに勝ち馬をあぶり出すのは簡単ではない。しかも馬場が荒れてくる年末なのでその適性も考えなければならない。とはいえ絶対能力でしのぐ馬がいるはず、と考えたい。

まず筆頭にあげたいのがランドオブリバティ。名牝ドバウィにディープインパクトという血統的な背景もあるが、外にふくれながら勝ちきった前走にその能力があると考える。芙蓉Sの勝ち馬は不振というジンクスを、つきっきりで稽古をつけている三浦騎手が破って、この関東馬が2000mを3連勝して来年への夢を繋いでくれると信じたい。あとは切れ味ということで考えれば、上がり最速33秒台を連発しているダノンザキッド。こちらもカラカラの天気で馬場適性云々というよりも能力で差しが決まる場面があると信じたい。

それなりに人気を集めそうな2頭だけに3連複の軸に据えて、オーソクレース、ヨーホーレイク、ヴィゴーレ、バニシングポイント、タイトルホルダー、アドマイヤザーゲまで。馬番では3番と10番を2頭軸に、1番、2番、4番、8番、11番、12番で勝負する。

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第72回朝日杯フューチュリティS大予想

【零細馬主で馬券下手】

レコード勝ちを2戦続けているレッドベルオーブ。過去にこうした馬の戦績を見てみると軸としての信頼度は群を抜いていると言うことで、迷いなく本命とする。ただし若駒の人気どころということもあり、相手は絞っていかないといけないだろうが、人気薄の激走もまた押さえておかなければならないメンバーだ。

それなりにパワーが必要な馬場になってきたことで浮上する、重馬場が得意なバゴ産駒のステラヴェローチェが相手。阪神の実績があるホウォウアマゾンも捨てがたいが、関東馬のドゥラモントの方が上位かも知れない。穴では同じドゥラメンテ産駒のジュンブルースカイ、テーオーダヴィンチ、ショックアクションを押さえる。

3連複の馬番では8番を軸に、7番、5番、13番、12番、9番、4番まで。

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第72回阪神ジュベナイルフィリーズと香港国際レース大予想

【零細馬主で馬券下手】

(阪神ジュベナイルフィリーズ)

3連勝でここに臨む人気馬2頭が、ソダシとメイケイエール。特にソダシは希少な白毛だが、鹿毛のメイケイエールも実は母は白毛のシロインジャーで、その母がユキチャン。その母はソダシの祖母と同じ白毛のシラユキヒメだ。今年のJCもレアケースだったが、JFも負けず劣らずのレア加減ではなかろうか。それはファンタジーとして馬券検討で考えた時に、2頭が去年のデアリングタクト級で信頼に足る馬かどうかがポイントとなる。結論は否だ。
まずメイケイエールは大外枠で前に壁がなく折り合いに不安があるうえ、距離延長の初マイルが問題。名手武豊騎手とて行きたい馬が多いメンバーで馬に任せて逃げる手には出れないと見て無印とする。ソダシはデビューが1800mということでスピードの持続性があるのだが、それよりなぜ人気がないのかと思う格好の逃げ馬を本命にしたい。それは希代の逃げ馬エイシンヒカリの仔エイシンヒテンだ。初勝利こそ4戦目だが、逃げに転じて結果を出し前走の白菊賞が同じ日の古馬3勝クラスのレースに匹敵するラップを刻み、走破時計の1分34秒3はメンバーでトップ。今回は逃げなくても大丈夫というのは頼もしいが、どうせなら、父を彷彿とさせる逃げ切りを見たいものだ。
対抗にはソダシも考えられるが、それよりもディープインパクト産駒のサトノレイナス。2戦2勝だが内容もよく、末脚炸裂で勝っても不思議ではないくらいの素質馬と見た。あとは行った行ったの展開ならポールネイロン、他にはオパールムーン、シゲルピンクルビーまで。

馬番では15番から7番、6番、14番、12番、10番。人気薄こそ馬単、三連単の軸としてドキドキしたい。

(香港スプリント)

今年は残念ながら現地観戦できないが、不幸中の幸いで馬券としてはまず日本馬に人気が偏るこのレースが配当的に面白い。日本馬2頭が不利な外側の枠に入ったが、それ以前に唯一の勝ち馬ロードカナロア級とはいえないので、手薄なメンバーとはいえ香港馬の絶対能力の高さを素直に買いたい。軸は昨年2着よりもいいステップでここを狙うホットキングプローンの3度目の正直に賭ける。相手はまとめて交わす可能性があるも、オーストラリアから検疫を経ての移籍で出走するクラシックレジェンドとなるうが、それよりもヴォイッジウォリアーに食指が動く。あとはコンピューターパッチ、ラタンまで。

馬番では2番から1番、4番、8番、9番を三連複で

(香港マイル)

現地三冠馬ゴールデンシックスティが連勝記録更新か。アドマイヤマーズに連覇がかかるとはいえアウェイでは壁が大きい。割って入るならカーインターとビューティージェネレーション。

馬番では2番から3番、4番、1番。絞って馬連勝負。

(香港カップ)

少頭数なら絞らなければならないがなかなか難解なレース。地元の利でフローレを軸に、BCターフ2着からのマジカル。去年の驚きの再現があればウインブライト、スカレッティも侮れない。

馬番では4番から7番、3番、1番。オッズ次第だが、馬連勝負。

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第21回チャンピオンズC大予想

【零細馬主で馬券下手】

単勝1倍台濃厚の一番人気クリソベルが強いのは百も承知。去年3歳でこのレースを制して、その後のサウジアラビア遠征でこそマキシマムケキュリティの7着と後塵を拝したが、国内では負け知らずの8戦8勝。二番人気の3歳馬カフェファラオも大井のジャパンダートダービー7着以外中央では4戦4勝だ。先週のように人気馬同士でと思考停止に陥ってはいないだろうか。
3歳優勝馬の連勝がないとか、外枠が不利だとかもあるが、前走JBクラシックで勝った馬がここを連覇した例は過去10年ない、しかも今回休み明け2戦目だというところ。クリソベルの2走ボケによる取りこぼしの可能性がないとはいえないし、鞍上の弱気コメントも不安で対抗止まりとする。そしてカフェファラオもまた去年のクリソベルほどの器かどうかと言われれば、そうではないと考える。

そこで本命はインティ。枠は少し外だが、今回はハナに立つと陣営が話している通り主導権を取れればおもしろい。中京では2勝してこのレースの3着1回で馬券の軸にもふさわしい。今年はさらに人気がないだけにマイペースに持ち込むことができると見た。相手は敬意を表してクリソベルにするが、単穴としてはタイムフライヤーを抜擢する。フェブラリーSでの先行しての5着はこのレースでも通用しそうで、距離のロスがない最内枠の馬込みで脚をためるというレースができれば逆転があっても不思議ではない。
軸が人気薄なだけに、相手は手広く。3歳馬のカフェファラオ、リピーターのゴールドドリーム、クリンチャー、アルクトス、チューワウィザード、ヨシオ、メイショウワザシまで。

馬番では13番を軸にして、15番、1番を中心にして、内から2番、3番、5番、7番、9番、11番、14番まで。クリソベルが消えれば面白い馬券になりそう。

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