第89回日本ダービー大予想
【零細馬主で馬券下手】
難解なレースであることは間違いない。皐月賞組を洗い出してみる。ジオグリフは父がドレフォンというところでどれくらいこの距離に適性があるのかは全くの未知数。圧勝もあるだろうが、ノドなりの症状が見られるというコメントも気になる。当日は久々に真夏のような天候になりそうとあれば、楽観視はできまい。イクイノックスは追って案外という印象で、パトロールを見る限りムチを入れるとよれるクセが否めない。当初は使われての上積みを考えて本命にとも思ったが、レース後の反動なのか、同厩舎のジオグリフに比べてステップが遅れているような気がしてならない。そしてドウデュースはいかにも勝ちきれないのがどうしたものか。負けながら強くなるという戦い方もあるけれど、2歳当時の破竹の勢いが感じられない、というのは気掛かりだ。
これらが相手と考えるならば本命に浮上するのは皐月賞4着のダノンベルーガ。ダービーは1番人気というが、消去法ではなく血統から推したい。母系はアメリカの芝レースで活躍したコーステッドをはじめ錚々たる芝の女傑が揃い、母父はTiznowの流れを汲むTizway。90年代ならば超良血のマル外でもおかしくない血筋が、ダービーで開花するとしてもおかしくない。そしてウチの仔もお世話になった堀調教師が、この馬は外厩を使わずに自厩舎でずっと世話をしているところにその期待を感じる。使うレースを絞ってトレセンに入れてスパッと勝つというのは最近のトレンドだけれど、その先駆者が逆の方法でダービーに照準を合わせるのは、馬主サイドとしては期待が膨らむ以外の何ものでもない。
穴は3連勝で毎日杯を勝っているのに二ケタ人気のピースオブエイト。どれくらい強いのかわからないが、それだからこそ外して来られたら悔しいからこそ押さえたい。青葉賞組は平凡な結果だと見る向きもあるとはいえ、逆に余力を残しての臨戦という意味で、レーン騎手騎乗のロードレゼルを取り上げたい。抽選クリア組ではジャスティンロックが不気味だ。
馬番では12番を軸に、対抗が13番、15番、18番、そして連下は5番、11番、17番まで。
Recent Comments