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October 2022

第166回天皇賞(秋)大予想

菊花賞が特異なレースと言われるようになって久しいが、先週の結果を見るとやはり強い馬こそ勝てるのではないかと再確認。それをスキップしてここに照準を絞った今年のダービー2着馬イクイノックス。去年のダービー馬でドバイからイギリス転戦のシャフリヤール。この2頭の対決はやはり見モノだ。
しかしながら本命はジャックドール。9馬身差の未勝利戦から5連勝、初めてのG1大阪杯で負けたことで、逃げ一辺倒から戦い方からの幅を拡げたというところに成長が感じられる。今回もパンサラッサを前においてのレースになるだろう。2000mで7勝2着2回馬券圏外2回、左回りでは6戦5勝。ここでは本領発揮となると見た。父モーリスというのも4歳での本格化を考えた場合後押ししてくれる材料ではないだろうか。
対抗はイクイノックス。今回が5戦目で初めて古馬混合のG1となるが、それをしのぐ伸びしろの方が大きいと考えれば、やはりこの馬になるだろう。3歳馬の斤量という有利さを考えても逆転の目まであるといっても過言ではない。
シャフリヤールは海外、しかも転戦からの帰国後初戦ということだけが減点材料。しかしドバイシーマクラシック勝ちを考えると単穴、つまり勝ってもおかしくない唯一の馬として印は消せない。あとは連下にダノンベルーガ、ジオグリフまで。

馬番では9番から、7番、8番が本線、5番、6番まで。

 

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第83回菊花賞大予想

ダービー馬は凱旋門賞、2着馬は天皇賞秋に向かうので、3着馬が押し出されて馬券の軸となっているかもしれないが、そもそも菊花賞は別次元のレースとするならば、物差しは必然的に短絡的にアスクビクターモア軸ではないと考えるのが普通だろう。

かと言って本命を何にするかは難しいところ。とはいえ一頭に絞るならば本命ボルドグフーシュ。フランス馬が母父ということもあるが、上がりベストをずっと繰り出し、なおかつ馬券圏内に好走している実績から言っても、不動のとは言えないが混戦の主役としてふさわしいのはこの馬か。

相手はヴェローナシチー。前走がいい意味で調教がわりで、前走の負けは度外視できると見て相手なりに走れる能力を買いたい。そしてヤマニンゼスト、ドゥラドーレス、アスクビクターモアまで。

馬番では4番から12番、5番、11番、14番まで

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第27回秋華賞大予想

スターズオンアースが牝馬3冠をめざす。オークス後に剥離骨折でここはぶっつけになる、という事が嫌われたのか断然の人気とまではいかない。ただし同じ骨折でも剥離骨折というのは骨の破片を内視鏡で取る手術のため、あっという間に終わり、全快までの時間もそれほどかからない。とはいえ休み明けで、ということで全幅の信頼がおけないということだろうか。とはいえ追い切りなど仕上げの段階を見る限り不安はない。桜花賞で狭いところを割ってでた勝負根性と、全く別のレースであるオークスを力でねじ伏せた能力を考えると、本命に推すことに躊躇はない。
そして対抗はオークス2着のスタンニングローズ。薔薇一族という伝統ある血統もさることながら、前哨戦の紫苑Sの勝ちっぷりを見てもここへのステップは申し分がない。逆転まであるかも知れないし、馬連で買うなら1点で勝負したい欲望に駆られる。

この2頭に上がり馬をはじめ、春の雪辱を晴らす形で割って入る馬が果たして存在するのかどうか。それはどの馬券をどう買うかにもよるし、予想の根幹でもあるが、あれこれ買うなら最終的にスターズオンアースの単勝がよかったといことになりかねない。タガノフィナーレが逃げる展開でどんなペースになるかどうかだが、連下ということでの可能性を追求するなら手を広げることになるだろう。ウインエクレール、アートハウス、ナミュール、エグランタイン、サウンドビバーチェ、プレサージュリフトまでがその候補だ。

馬番では9番、7番の2頭軸の3連複で、1番、8番、10番、11番、15番、16番への流しで6点。

 

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第101回凱旋門賞大予想

パリの朝は遅い。この季節は7時半過ぎで、ようやく明るくなってくる。そして朝はよく晴れているが道路は濡れている。よく言われるロンシャンでの馬場状態と週末の降雨について考えてみよう。我が家では「安定のフランス・クオリティ」という言葉がある。表面の見た目はキレイに処理されていても、その中味は古いものをそのまま使っているので、問題が出ることがままあるという意味で使っている。パリのアパルトマンに住んだことがある人は、水周りの問題に悩まされたことがあるはず。そりゃそうだ、数百年の石造りの街並みが残っているんだから仕方がない。いや新築でさえ問題があるので、トラブルが一段落した2〜3年の物件が一番快適という皮肉な事になるのだ。そして投宿しているパリ郊外のアパルトマン・ホテルはカードキーの読み取りがうまくいかず、受け付けの係にいちいち開けてもらわなければならない。なぜパリ中心部の★の数が多いホテルじゃないのかって?狭くて高くてキッチンもなく、使いにくいからですよ。

前置きが長くなったが、昨夜ロンシャンの馬場を歩いたという記者と食事をした。土曜日は晴れたものの、金曜日の雨の後で重馬場状態。曰く、直線は平坦でもないし、路盤自体が砂の上だったり、粘土質だったりでつんのめりそうな部分と、田んぼのような部分が混在するんですよと。さもありなん。要するに自然のままに競馬場を作り、そこはいじらないということだ。ロンシャンはスタンドを改修したものの、日本のような全面的な馬場改修はしなかったでろう。だいたい年間30日くらいしか開催しない競馬場だもの、開催休みの日本の競馬場みたいに芝を全部剥がして、排水を改良しないのだ。改めてJRAの馬場造園科は素晴らしいと思う。だから水はけは悪く、馬場の乾きは雨が降ったあとは場所によって状態がバラバラという「安定のフランス・クオリティ」ができあがる。そして降雨だが、土曜日はずっと雨が降らず、レース当日も予報では降り始めは午後になりそうだという。もし降っても日本の夏の驟雨みたいな降りはパリではほとんどなく、しとしととまさに秋雨前線の様な状況になるに違いない。とはいえ絶対パンパンの良馬場は考えられない。

日本馬は応援したい、ただし今年も期待薄だと感じている。本命は迷ったが地元フランスの4歳馬バブルギフトにした。正直ルクセンブルグや仏ダービー馬のヴァデニ(鞍上が炎上には温情を持って)の3歳馬にしようかと思ったが、5年前に斤量の0.5kg引き上げによって3歳馬が勝ったのは別格の女傑エネイブルのみ。だからその2頭は連下にまわすことにする。あっ、日本ダービー馬のドウデュース?前哨戦を見る限り、あの走りからの逆転はありえないと考える。対抗はアルピニスタ。叩き3戦目で連勝を伸ばす可能性もある。単穴は昨年の覇者トルカータタッソ。デットーリはやるときにやるのが怖い。そしてミシュリフまで。タイトルホルダーとディープボンドは宝塚記念からのぶっつけはやはり買えない。というか凱旋門賞は休み明けで勝てるほど甘いレースじゃない。そしてステイフーリッシュはもっと馬場が渋ればとはいえ、大外枠を引いてしまったのが不安材料だ。タイトルホルダーの深く考えない大逃げでの複勝圏内?押さえるくらいの応援にとどめましょう。日本のPATでロンシャンより配当がいい海外馬を買うのが馬券作戦だと信じている。

馬番では12番、14番、2番、1番、20番、15番まで。

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第56回スプリンターズS大予想

1200mとはいえそれ以上の距離もこなせるタイプでないと勝てないG1である。スタート後に下りでスピードが乗ったところで4コーナーにはいっての急坂。となると下級条件では気にならなかったスタミナ要素が必要となる。短距離のスペシャリスト云々といわれてはいるが、とにかくスプリンターズSだけはそれが通用しないといえるだろう。
で、本命は思いきって6歳のナランフレグ、実績では侮れない。そして前走のレコード勝ちの反動というか2走ボケがなければ勝つまでありうるメイケイエール。冒頭のロジックと内枠からでジャンダルム、3歳牝馬のナムラクレア、そしてタイセイビジョンまで。

馬番では6番から、13番、2番、9番、10番

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