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November 2022

第42回ジャパンカップ大予想

今年のJCはちょっと違う。ここ10年日本馬のみが馬券対象で、掲示板に載った外国馬も5着3回という結果。例年通りなら日本馬が中心でいいじゃないかということだが、何が違うかといえばまずその日本馬のレベル。今年のG1制覇を果たしたのは去年のダービー馬シャフリヤールのみ(それもドバイ)ということもあって、本気に勝ちに来る外国馬にとっては敷居が低くなったといえるだろう。そしてもう一つは東京競馬場に外国馬専用の国際検疫厩舎ができたこと。従来は島国だけに日本入国の動物検疫はとても厳しく、まさにコロナ禍真っ只中の自主隔離のような制限が敷かれていた。それがなくなったことはとても大きい。でも凱旋門賞馬アルピニストと再会できなかったのは残念でしかない。

そんな中まるでワールドスーパージョッキーかと思うような外国人ジョッキーの顔ぶれ。外国人騎手BOXを買おうと思っても出走馬の半数9人なのだから点数が多過ぎるので絞っていかなくてはならない。で本命はやっぱりシャフリヤール。アラビア語だけにサッカーW杯にちなんだ訳ではないが、帰国2戦目でこの舞台でのG1勝ちがあるのは軸として信頼に足ると見た。

相手は手広く、外国馬では2度目の挑戦ドイツ血統グランドグローリー、凱旋門賞をスキップしてここに臨むシムカミル、他の日本馬では切れ重視のヴェラアズール、ヴェルトライゼンデ、天皇賞3着のダノンベルーガ、デアリングタクトまで。馬番では15番から、5番、1番、6番、3番、14番、8番。

 

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第39回マイルチャンピオンシップ大予想

またぞろ競馬予想よりも天気予報が気になる週末だ。とはいえ降りしきる雨で極端な馬場になることはない、重馬場程度という前提で組み立てる。最後の坂が堪える阪神の外回りマイル、それだけにマイル適性というよりもマイル以上の距離もこなすというスタミナも必要。秋2戦目で馬体も締まり、晴雨兼用というのにふさわしい軸馬といえるのがソウルラッシュ。前走の負けは3キロの斤量差があって目標になってしまったことが大きいので、ここでの上積みは当然大きいだろう。

馬場が渋った時にはコース取りが重要になるが、外国人騎手は気がついた時には馬場のよいところを伸びてくるという印象。先週も上位三頭が外国人騎手で決まり、かなりの配当をたたき出したが、今週も4頭が外国人騎手騎乗で有力馬が目白押しだ。その中でも実力上位といえばサリオスだが、いまいちこのコースとの相性がいいかどうかが不安。それならシュネルマイスターといきたいところだが、馬場が渋るというよりパンパンの良馬場こそ本領発揮の舞台だけに全幅の信頼がおけない。それならば3歳馬セリフォス、そしてピースオブエイトを買いたい。
あとはマイル3連勝中のウインカーネリアンは本格化していると考えると面白い。そしてロータスランドは押さえたい。

馬番では11番から10番、9番、2番、8番、5番、4番。

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ブリーダーズカップ観戦記(番外編)

発売中の競馬ブックで執筆した観戦記に反応していただいてありがたい限りです。とはいえメインのブリーダーズカップ・クラシックのフライトラインの強さについては他でも伝えられています。でもG1の中でも地味なダートマイルの優勝馬Cody's Wishについてはなかなか触れられることがありません。というかボク自身も今回の出走馬を検討してはじめて知った馬です。
この馬は2018年にキーンランド競馬場で行われたゴドルフィン主催の「Make A Wish Day(願いを叶える日)」をきっかけに、難病のウォルフヒルシュホーン 症候群を患ったCody Dorman少年と出会ったことで、その名が付けられました。4年の時を経て同じ競馬場で頂点を極めるという、まさにアメリカンドリームが実現されました。病気のため喜びの表情を見せられない彼に、親族が何度も語りかけ、最終的にウイナーズサークルで車椅子に座りながら、大粒の涙をこぼすところが大写しになると、場内に静かな感動が渦巻きました。
NBCはオリンピックなどのスポーツ中継でも、感情に訴える選手の舞台裏のストーリーを誇張する傾向があり、時には競技そのものを置き去りにしている、という批判もあります。しかしドキュメンタリーとして編集されたこの動画(英語字幕つき)を最後まで見なおすと、やはりスポーツが演出するドラマだと思わせます。ベーブ・ルースが病院に慰問で訪れ、入院中の少年に予告ホームランをプレゼントした、という逸話は有名ですが、馬は何も語らないからこそ、Friend For Lifeというワードと共に、じんわりと心に残るストーリーだといえるでしょう。

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第47回エリザベス女王杯大予想

来年のこのレースはどうなるのだろうか。今年は大の競馬好きのエリザベス女王が今年逝去された。2020年の6月は初めてのロイヤルアスコット開催に行くはずだったのに 、コロナで叶わずのままになってしまったのだ。それはそれで今年の馬券とは関係がない。終わってみればわかるようなサイン馬券はさておき、真剣に予想すればするほど難しいのが今年のエリザベス女王杯である。
本命はウインマリリン。年末は短期免許外人騎手が買いだが、これで引退のレースに早速来日したレーン騎手を手配で渾身の仕上げ。輸送に不安がというので早々に栗東で調整。連軸としてふさわしいと考える。相手は手広くだが、海外馬なのに2か月前からここを目標に定めたマジカルラグーンが不気味だ。決して女王がサインというワケではないが、今年は代替開催の阪神2200mなので、雨が降って右回りというのがこの馬に味方することは十分考えられる。

阪神2200m内回り巧者といえば、ルビーカサブランカ、外枠から昨年のような競馬になればアカイイト、逃げ残りのローザノワール、不気味なピンハイ、やっぱりナミュールまで。

馬番では、13番から5番、12番、14番、2番、3番、11番。

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