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December 2022

第39回ホープフルS大予想

中山2000mに変わってから、クラシックに直結するレースとして目が離せない。それだけに種牡馬の移り変わりという点でも注目に値する。今回はディープインパクトやキングカメハメハからの世代交代をうかがわせる。その本命が父ジャスタウェイ。競走馬時代も種牡馬になってからも、間近で見て正直なところそれほど雄大な馬格とは見えず、半信半疑なところもあった。しっかりここに4頭の産駒を輩出してきたことで、その能力の片鱗を発揮しているしいえるだろう。
そんな観点から、本命はセブンマジシャン。上がり3ハロン最速を2戦続けているという単純な理由もあるが、前走の重馬場でもひるまず伸びてきたことを評価したい。相手はそろそろG1初制覇がかかる三浦騎手騎乗のガストリック。やはり東スポ杯勝ちは侮れないが右回りでどうかが気掛かり。それならば距離経験もあるファントムシーフも上位にとりたい。あとはハーツコンチェルト、セレンディピティ、グリューネグリーン、ジェイパームス、ミッキーカプチーノまで。
馬番では9番から、10番、1番を本線に、2番、4番、5番、14番、18番まで。

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第67回有馬記念大予想

今年のメンバーは面白い、というのが毎年の有馬記念の出走馬。まるでボージョレヌーボーが毎年最高の出来と喧伝されるようなものだ。オールスターといっても、特異な距離と器用な脚が求められるコース形態だけに一発逆転もある。実力通りとはいかないことも多く、もう一度レースをしたら違った結果になったかも、と思わせることも。今年のメンバーもまた王道路線以外の上がり馬がいて、なかなか悩ましい。

ということで本命はボルドグフーシュ。3歳馬で古馬に対しての初レースとはなるものの、菊花賞を距離面でスキップしたイクイノックスが1番人気ならばここで僅差の2着だったこの馬の上昇度に期待したい。追い切りが凄過ぎて軽い調整にとどめた今週。騎手が乗ると反応し過ぎるとは言え、あまりに鮮烈だ。福永騎手最後の有馬記念だけに「引退」がキーワードのこのレースはまさにうってつけ。長くいい脚を使うのが初コースでも推す理由として大きなところ。

対抗はもちろんイクイノックス。この切れ味は現役最強といってまちがいない。もちろん勝つシーンも十分にあるとはいえ、ルメール騎手が一時期の勢いがないのが減点材料として2番手にした。キタサンブラック産駒ということも面白い。

タイトルホルダーは凱旋門賞こそ合わない馬場に沈んだが、実は有馬記念での凱旋門賞帰りはそれぼど調整に不安があるわけでもない。そしてパンサラッサがいないメンバーでは逃げ馬となる可能性もある。去年の雪辱を果たすシーンまでありえるかも知れない。上がり馬ということでいえば未知の魅力のヴェラアズールも期待できる。そして菊花賞組のジャスティンパレスはマーカンド騎手だけに消すにはしのびない。逆に穴人気となっているジェラルディーナはエリザベス女王杯組が有馬記念では苦戦していることでデムーロ弟でもちょっと、と考えてしまう。それならエフフォーリアのリピートを押さえた方がいい。

馬番では3番軸1頭から、相手は6番、7番、9番、10番、13番。

 

 

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第74回朝日杯フューチュリティS大予想

自信の本命はドルチェモア。前走サウジアラビアRCの勝ち馬は(2-1-1-0)で馬券圏内100%、という過去データだけではない。デビュー戦の札幌1500m芝というある種トリッキーなコースでスピードの違いと、前走で離された逃げ馬を追いつめた両極端の勝ち方を見るにつけ、絶対能力の高さは一番だと思う。血統的にも桜花賞馬アユサンの子供だけに初コースの阪神芝マイルも問題がないはず。

相手は先週同様手広く人気薄まで流したい。前走ドルチェモアに惜敗のグラニット、デイリー杯組では、オールパルフェとダノンタッチダウン。あとは2勝馬で、イーガン騎手騎乗のコーパスクリステとオオバンブルマイ、1勝ではレイベリングを押さえることにする。

馬番では2番から、8番、3番、 12番、16番、7番、14番まで。

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第74回阪神ジュベナイルF大予想

過去データが少ないG1とはいえやはり傾向があり、過去の勝ち馬を見ればその後の牝馬クラシック路線の王道を歩むという注目のレース。とはいえ近年は前走からのステップである種決まることが多いといえる。まずはアルテミスS組。勝ち馬はもちろんここに出られたいうことでまず条件はクリアしているかも知れない。あとはファンタジーS組は1ハロン短いとは言え、人気薄でも同じコースを経験しているのは心強い。そして牡馬と好勝負をしていること。こちらは後から重要なデータとなるのだが、斤量差よりも絶対能力を評価しなければならない。

とりあえずアルテミスS組からは優勝馬ラヴェルといいたいが、大外枠でなおかつスローペースしか経験していないことがマイナス。なのでここでは2着馬のリバティアイランドを抜擢する。新馬戦での上がり3ハロン最速31.4秒というのはなかなか出せる時計ではない。相手は1800mでも実績があるドゥーラを筆頭に、リバーラ、ラヴェル、ブトンドールという人気どころ。とはいえサンディーテソーロの逃げ残りとかシンリョクカまで連下には押さえたい。

馬番では9番から、16番、12番、18番、14番、1番、3番。

 

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海外の入国検疫はコロナ以前に戻っても、日本のはコロナ禍モード

国際線で空港の到着する場合5つの省庁の管轄を通過する、ということはコロナ前には考えたことがありませんでした。全てを通過して下界に降りることができるのです。ちなみに外務省はパスポートを発行するだけで入国には関与しない、というのが外務省職員のコメント。

1 空港の建物と職員は国土交通省
2 検疫にいる係官は厚生労働省
3 入国審査パスポートチェックは法務省
4 あまり世話になる機会はない動植物検疫は農林水産省
5 税関の係官は財務省

11月からスタートしたvisit japan webはweb手続きですべてが完了します。しかし一時期リリースされたMy SOSや今も使える税関アプリとは違い、アプリストアにはアップされていない(22年12月5日現在)ので注意が必要です。web上で手続きできるので、そこで日本入国のための飛行機が出発する6時間前から到着6時間前までに手続きを済ませましょう。一時期リリースされたMy SOSというアプリは(11月半ば以降)使えません。検疫のファストトラックが青になっている人は問題ありませんが、そうでないと羽田空港と成田空港では若干動線が違います。その場にいる人が把握していない、縦割り行政だなどと八つ当たりしても、一切ラチが開きませんのでそのつもりで。

羽田到着便の場合(12月4日)

飛行機を降りたばかりのゲート通路でQRコードを見せてくださいと、係員が全員を検疫のファストトラックとそれ以外に振り分けます。visit japanのQRコードを見せるのですが、そのまま検疫に進めるのが青。入力事項に不備や問題があると赤、もしくはオレンジで比較的親切に誘導してくれます。到着ゲートによっては青以外はかなり遠回り(別室へ往復)させられます。そこでは問診やワクチン接種証明の提示などがあり羽田は日本人の担当者がほとんどでした。面倒を避けるためにvisit japanの登録完了と、ファストトラックが青になっていることを到着便が搭乗するまでに確認しましょう。私はこの作業を怠って遠回り組でした。続いて検疫を通過、体温チェックがありますが、ここは発熱していないことを祈って。

そして顔認証によるパスポートチェック、これはコロナ前から採用されたシステムで出国と同じなので、説明不用かと思います。

最後に荷物を受け取った後の税関ですが、黄色の申告用紙ではなく、パスポート番号や申告するべきものや持ち込めないもの有無を登録。完了したらその申告用のQRコードを出しておきます。そして電子申告のための読み取り機器まで行ってQRコードとパスポートの顔写真面を読み込ませます。読み取り機器は荷物の回転台の出口側で、以前はそこに申告用紙が置いてあって、機内で用紙がもらえない人が書き込めた場所です。私は先月成田空港でその読み取り装置がゲートの手前にあったので、税関申告のQRコードを出してうろうろしていたら係員にゲートを通るよう促され、読み取り作業をしないで最後のゲートが開かず逆戻りしました。税関の係官に成田空港の場所の違いを話すと、建物の構造上ゲート前に読み取り機器は置けないのだとか。顔認証のカメラを見ながら進むと自動的にゲートが開いて通過できます。

成田空港到着便の場合(11月9日)

飛行機を降りたところではなく、検疫の手前にQRコードを見せて下さい、という人が立って振り分けています。しかし接種証明なのかファストトラックなのか理解しておらず閉口しました。そのまま検疫に進めるのが青。入力に不備があると赤、もしくはオレンジというのは同じですが、青のQRコードが出せない人はすべてファストトラックではない方へと強引な誘導でした。誘導される場所は羽田に比べて圧倒的に近く、日本語が話せる外国人が多数。逆に言えば日本語が若干不自由で意思疎通がうまくいかないといえます。その後体温チェックで検疫を通過します。

顔認証によるパスポートチェックは羽田同様出国のやり方で通過します。

荷物を受け取った後の税関ですが、黄色い用紙を使わない場合、羽田のように申告用のQRコードを出しておきます。そして電子申告のための読み取り機器は自動ゲートの手前にあるので、そこでQRコードとパスポートの顔写真面を読み込ませます。羽田と違ってスムースで顔認証のカメラで自動的にゲートが開いて通過できます。

いずれにせよデジタル庁が本腰を入れて作ったvisit japan webは登録のタイミングがポイント。そして入力事項の確認を搭乗前に済ませることがファストトラックと税関申告のために必須です。外国人は比較的情報を仕入れて準備していますが、日本人はコロナ禍でシステムが大幅に変わり、この秋に検疫基準も変わり、ツアー客で添乗員が指導してくれる以外の個人旅行客が苦戦しているように見受けました。冒頭でも書いたように係員は違う省庁から派遣されているので、すべてのスマホでのQRコードを把握していません。よい旅行を!

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第23回チャンピオンズカップ大予想

日本から見るとダート競走は中央競馬、地方競馬、そして主にアメリカ競馬を中心としたドバイも含めた海外3つがあるが、実はその互換性というか連続性は乏しく長年の課題となっていた。それが来年から大きな見直しがされることになった。もちろんいきなりその結果が出るわけではないだろう。しかし生産や馬を持つ立場からいえば、ダート血統がなんとなく格下にみられているような現状は、なんとかならないかと思っていた。

そんなことにおかまいなく、年に2回の中央ダートG1がやってくる。本命テーオーケインズは去年の6馬身差の勝利だった鮮やか過ぎてその後は不完全燃焼な気もするが、ここは馬券から外すとは考えられない。前走がメイチ勝負で快勝し筋肉痛も出たとはいえ、臨戦過程は同じで調整に抜かりはないはず。勢いがある若い馬にどれだけ強いかが課題とはいえ、まだ5歳であれば挑戦者でもおかしくないはずだ。
アタマ固けりゃヒモ薄い、で相手はオーヴェルニュ。何よりルメール騎手に乗り替わり、脚質でいえば追込よりも穴を狙うなら今年も前で競馬をする馬をあげたい。

順当ならジュンライトボルト、前走は芝で参考外のムーア騎手騎乗グロリアムンディ、JDダート覇者のノットゥルノ、3頭は人気でも押さえるとして、3歳馬が連下というイメージがなく超大穴ならレッドガランか。

馬番では12番から7番、5番、1番、9番、6番まで

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