東京アクアティクスセンター開業
【似非アスリートの日課】
東京オリンピック2020の準備で東京の長水路プールが続々と閉鎖し、その後のコロナの影響で、ずるずると延期されてきたここ数年。28℃の水温を求めて新習志野にある千葉国際総合水泳場に遠征するしかなかったが、ようやく東京体育館や辰巳国際水泳場が復活してきた。そして辰巳国際水泳場はアイスアリーナになるとのことで、ようやく真打ちである東京アクアティクスセンターが一般公開もある再開業になった。正式には4月18日からだが、16日まではソフトオープンというかプレオープンで無料解放。ということで早速ひと泳ぎに訪れることにした。
つい先日日本選手権が行われたばかりの施設とはいえ、トップスイマーしか使用していないプール。ロッカールームはもちろん館内全てがおニュー仕様である。無観客のオリンピック時はどうだったのかを知る由もないが、観客席も含めてリニューアルされたことで、スペースの使い方などは変わっていて、備品も新品なのだろう。とにかく館内の新築感は気分が良かった。
長水路50mで水深2.0mのメインプール(足が床につく部分がない)と、短水路25mで水深が1.1mと1.4mのサブプール(50mプールを横使い)はエントランスが違い、ロッカールームも別々。ボクは50mプールに行ったのだが、三角筋、大胸筋、上腕三頭筋、広背筋が目立つマジなスイマーの中で「ゆっくり泳ぐレーン」と「上級者レーン」では前者を取らざるを得ない。東京体育館のように「中級者レーン」がないかわり、飛び込み専用レーンやフィンスイミング特化のレーンはあって、幅広いニーズには応えている。水温28℃は気持ちよく、とにかく泳ぎやすくて透明度が高い。50m先のゴールまで見えると館内に合ったが、看板に偽りはない。しかし入れ替わりにクローズした辰巳国際水泳場は、サブプールが50mで使えるようになっていることで、ウォームアップをそこで行えたが、やはりいきなり全面水深2mのプールに入るのは、ちょっと勇気が必要だった。
長水路はワンターン100mで計算しやすく、ひたすら泳ぐことになるので、泳ぎすぎに注意が必要。だから1500mくらいで押さえておこうと思ったのに、つい2000m泳いでしまった。
きっと大会で使用する時は仕様が違うのだろうが、とにかく世界の大舞台で気持ちよく泳ぐというお上りさん的な雰囲気。辰巳国際水泳場はアマチュア・スイマーの頂点としてのガチな雰囲気と導線がよかったような気もした。
左がサブプール、右がメインプールのエントランス
プールサイドなど内部は撮影禁止
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